2009年11月8日日曜日
BOX
知人の御子息がアマチュアボクシングの大会に出場すると聞いて、お願いしてしゃしんを撮らせていただいた。
普段から動かないものばかり撮っているのに、人物写真でしかも動きの早いボクシングとなると果たしてどう撮っていいやら。使えそうなレンズをバックパックに詰めて会場へ。
思ったよりもリングサイドが近い。がロープを入れずに撮るとなると本当のかぶりつきまで寄ることになって、流石にそこまでは無理。迷惑にならない程度に近づきながらロープの間を縫って狙うことになる。135/2.8という手持ちで一番長いレンズが役に立った。他の選手の試合で試し撮りを繰り返す。ライティングされているリングだが、撮ってみると思ったより暗い。手振れせず被写体も流れない絞りとシャッタースピード、ISO感度を探る。
リングサイドはすごい迫力だ。情けないことにすごいとしか口を突いて出ない。ボクシングというのはものすごくシンプルなだけに選手の気持ちがファインダー越しにわかる。気がするだけかもしれないけど。攻防の空気が切り替わる瞬間というのが見える気がするのだ。
シャッターを切りながら、自分が人を殴ったのは何時が最後かな等と暢気な事を考える。何れにしろ大昔であることには変わりがなく、しかも無意識に全身が萎縮した所謂手打ちだ。殴るからにはそれなりに頭に来ていた。それでも拳で人を殴るというのは自分を突き抜けて相手に向かっていくような強さが必要なのだなと感じた。大昔の事だけれども。
ここにいる選手たちは、若くして統制の取れた突き抜け方を知っているという事なのだろう。正直羨ましく感じた。とはいえ階級が上がるとともに増していく拳の音のその重さに「そんな楽なもんじゃないぜ」と云われているような気がした。
アップしたしゃしんは試行錯誤の過程で撮れた一枚。全体の流れと選手のリストを遡ってみるとバンタム級の選手のものだと思う。300枚ほど撮って我ながらまとまっているなと思えるのはほんの僅か。しかもベストショットは知人の御子息の試合ではないところが「とほほ」というか、だから気兼ねなくアップもできるというか。まあnetなので個人が判別できないほどに流れているカットを選定。
本日は圧倒的に経験不足でした。重ねて貴重な経験をありがとうございました。
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